6年生 インタビューのコツ

今年も6年生は自分がなりたいと考えている職業の方にインタビューをしに行きます。
その事前学習として、ニシタスではプロのアナウンサーの方をお招きして“インタビューのコツ”という授業をサポートしました。

講師は柿崎元子さん。
柿崎さんは地元の青森放送やテレビ東京などでのアナウンサー経験を経て、現在はフリーランスとしてご活躍なさっています。

インタビュー2柿崎さんご自身は何故アナウンサーになられたのかというエピソードをお話くださったのですが、子どものころから本を声に出して読むことが好きで、朗読やナレーションにとても関心があったのだそうです。

私たちはアナウンサーと言えばとても華やかな職業であり、目立つ存在という印象がありますが、「アナウンサーは目立ってはいけない。主役は別にいてあくまで引き立て役に徹する職業。」と説明され、それを子どもたちにも分かりやすく説明してくださいました。
「例えばサッカーの試合中継で「ゴール!!!」と叫んでいるアナウンサーが主役なのではなく、ゴールを決めた選手が主役。その選手を盛り立てるために叫んでるんだよね。」

「ではニュースはどうでしょう。 主役は誰ですか?」
子どもたちから「ニュース?」という声が上がり、
「 そう。 主役は“ニュース”ですよね。」

そんな導入から授業は始まりました。

インタビューⅰ授業の中ではおしゃべりゲームを行いました。
まずは2人一組になります。

Aさんは自分が好きなものをBさんに語ります。
そしてBさんは一言も口を利かずにただ話を聞くだけ。
するとどんな様子になるでしょう。

Aさん達からは一様に
「話が続かなかった。」
「何を話していいか途中でわからなくなってしまった。」
といった感想が返ってきました。

そんなAさん達に柿崎さんから
「聞いて欲しい!という気持ちがなりなかったんじゃないかしら?」
というアドバイス。
「このことを凄く伝えたい!という強い思いがあると、一生懸命に話すし身振り手振りもつくよね。」というお話もありました。

確かにそうですね。
ついつい子どもたちはかしこまってBさんに話をしていたようです。

今度はパートを入れ替えてBさんがAさんに話をします。
方法は、聞き手であるAさんに対して「とにかく一生懸命に聞く。」という指示が与えられました。

するとどうでしょう。
話し手であるBさん達から「あっという間に時間がすぎた。」という意見が返ってきました。

「インタビューに正しい方法はありません。
聞く側で大切なことは、「笑顔」であったり「話を面白いと思っていいてあげる姿勢」であったり、「相手が話す内容に興味を持つこと」 これがインタビューの基礎。」
と講師柿崎さんから子ども達にアドバイスがありました。

「そしてとにかく準備を沢山していくこと。」ということもポイントだそうです。
つまり、インタビューをする相手の方についてやその職業について事前に下調べをしておくことです。

インターネットでも色々検察できますが、柿崎さんは図書館に行って書籍を調べることを勧めておられました。
調べたいと思った書籍の周りには、関連した別の書籍もあります。

今回の授業を受けた6年生のみなさん。ぜひインタビューに行く前の事前学習として沢山の本に触れてみてくださいね。

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