4年生 聴覚障がいを学ぶ

4年生は一年間を通じてバリアフリーについて学習します。
その一環として聴覚障がいの方を講師にお招きして授業を行いました。

講師は昨年度も授業をお引き受けいただいた 猪股恵さん。
そして通訳として区内在住のボランティアの方が2名いらして下さいました。

「聞こえない生活」とはどういうものなのか。
皆さんは想像がつくでしょうか。

2011年3月の東日本大震災の時、4年生たちはまだ未就学児でした。
その時とても怖い思いをした。という子どもたち。
講師の猪股さんも大変な思いをして帰宅されたそうです。
職場から電車で帰宅するにも駅のアナウンスは全く聞こえない。
駅員に尋ねようとしても沢山の人が詰めかけていてそばにも行けない。
保育園児の息子さんの事も心配で一刻も早く帰宅したいのに、 とにかく情報が入らず不安でいっぱいだった。というご自身の実体験をお話下さいました。
聴覚障がいによる様々な経験をお聞きした後、子どもたちは簡単な挨拶と自分たちの名前の手話を学びました。


おはよう
こんにちは
こんばんは
ありがとう

学習した4年生達はどれだけ覚えているかな。

 

 

授業が終わった後には、4年生から講師の皆さんへ感謝の気持ちを込めて「世界中のこどもたち」を手話にした歌のプレゼントを贈りました。
聴覚3

この授業を受けた子どもたちには、耳が聞こえない方に出会った時に “自分たちが出来ること” を積極的に考えて行動できる人になってもらいたいなと思います。

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